おはようございます。
ジャパンカップクリテリウム、ロードレース、アフターパーティーを終え、昨日は疲れすぎて更新出来なかったので、寝起きのブログになります(笑)
まずは二日間、本当に沢山のご声援ありがとうございました。
移籍の発表をしたことで注目度も上がってしまい、例年とは比べ物にならないほど沢山の方から声をかけて貰いました。
そんな中で始まったジャパンカップ。
土曜日のクリテリウムは、今年もオノデライダーをエースに、皆で臨む。
逃げや周回賞もスルーして、最後の勝負まで温存していましてが、終盤に20人程が絡む落車が発生。
自分も場所が悪く、為す術なく50km/h以上で地面に投げ出されましたが、前に転がっている自転車に着地して、上に乗っかったまま滑って行ったので、奇跡的に擦過傷はなし。
フェンスにぶつかり、何人かに突っ込まれた打撲で済みましたが、譲さんはちょっと痛そう(涙)
翌日のロードレースに重きを置いていた僕は、正直この落車でモチベーションを持っていかれ、もう今日はいいか…
なんて弱気になっていましたが、応援が凄すぎて最後まで頑張ろうと思えました。
リアクトは走行不能になってしまったので、スクルトゥーラに乗り変えて再スタート。
そしていよいよ最終周回、バックストレートで玲と合流し、最終ターン手前で10番手以内。
かなり良い位置だったが、横から上がってくるチームへの反応が遅れてしまい、玲ともども八方塞がり。
結果的に、別ラインにいた龍さんがスプリントして8位。
自分のアシストとしての技量不足が悔やまれるレースに。
気を取り直して、本戦のロードレース。
(10.3km×14周=144.2km)
今回の作戦は、昨年のようなレースをコントロールする走りで、またチャレンジするというのが一つ。
とはいえ、やはり昨年のように1チームだけでやるのはデメリットが大きいので、可能であれば他チームと協力してやりたいところ。
ともあれ、逃げには乗せず、増田さんと自分が勝負を任される事に。
レースがスタートすると、今年も逃げを狙う選手が一気に加速。
しかし、今年はワールドツアーチームも積極的にアタックしてきた事で、めちゃくちゃ速い上に逃げが決まらず1周完了。
2周目、古賀志の登りと下った後の平坦で、8人のヤバい逃げが先行。
ロバート・スタナード(ミッチェトン・スコット)
ダミアーノ・カルーゾ(バーレーン・メリダ)
クーン・ボーマン(ユンボ・ヴィズマ)
ジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード)
ジェームス・ウィーラン(EFエディケーション)
マルコ・カノラ(NIPPOヴィーニファンティーニ)
ルカ・ドゥロシ(デルコ・マルセイユ)
フランシスコ・マンセボ(マトリックス)
5チーム全てのワールドツアーチームのサブエース級が乗り、NIPPOのエースと思われるカノラ選手や、言わずと知れたマンセボ選手の超強力メンバー。
すぐにワールドツアーチームが道幅一杯に広がり蓋をし始め、1分半まで開く。
過去例を見ない展開で、最悪このまま終わりかねないので、真っ先にブリッツェンがコントロールを開始。
このメンバーではブリッツェンだけでどうにかなるものではないのは明白だったので、他の国内コンチとも直ぐに結託でき、BS、右京、シマノと協力して集団コントロール。
ワールドツアーの逃げを、国内コンチが追うという、日本勢としては後手に回る展開になったが、ポジティブに考えると狙い通り。
なぜなら集団を牽く口実があれば、ワールドツアーチーム相手にも前に位置取る権利を得るからだ。
いつも平和に位置取りが出来ていたワールドツアーとしては、前に国内チームが3チームもいて非常にやり辛かったはずだ。
逆に、アシスト選手がいなくなると、エースの居場所も無くなってしまう。
そんな中で、皆本当に終盤まで仕事をしてくれて、僕らは1番良いポジションを確保できた。
レースも終盤になると、EFの選手がドロップしたことで、グストとEFがいよいよ吸収しにかかる。
タイム差50秒でラスト4周へ。
古賀志の手前からユンボが列車を組んでペースアップ!
いよいよ本当の勝負が始まる!
下から上までキレのあるペースで集団は一気に粉砕。
逃げメンバーを吸収して20人程になる。
ここにはしっかり残ることが出来た。
日本人は僕と中根選手のみで、ほぼワールドツアー。
その中で僕は余裕のない選手なのは分かっていた。
残り3周、また古賀志でアタックがかかる。
ラスト500mで耐えきれず遅れ、下りと平坦を全開で踏む。
辛うじて先頭集団まで復帰出来たが、次同じアタックがあればもう虫の息だ。
14人の先頭集団でラスト2周へ。
そして無情にも古賀志で優勝候補筆頭のバウケ・モレマ選手とマイケル・ウッズ選手がアタック。
あっという間に消えていった…
僕は気が付くとハンガーノックになっており、急激にペースダウン。
補給所の混雑で補給に失敗し、そのツケが来てしまった。
集団からも遅れ、共に遅れたバーレーンのコロブレッリ選手と二人でラスト1周に入ったが、お互い勢いはなく、古賀志で後ろから来た増田さんと新城選手にパスされる。
さらに続々と登ってくるどの選手にも付いていく力はもうなく、結局21位でフィニッシュ。
勝負するために全力を尽くすことは出来たが、力は足りなかった。
終わってみればとても悔しい気持ちだが、今の自分にとって悪い走りではなかったとも思う。
正直、風邪で先週7日間自転車に触れなかった時は、もうダメかと思ったし、前日に落車した時もガッカリしたけれど、レースが出来てる手応えもあってワクワクしたし、何より観客が熱くて、嬉しくなった。
やっぱり準備不足の影響は感じたけれど、今出せる全力を尽くせたし、チーム皆がベストを尽くせたレースだったと思う。
来年からはもっとレベルの高いレースを沢山走ることになるけれど、強いチームの中で、レベルの高い環境の中で、自分も順応してレベルアップしていきたい。
〈サポーターの皆様と〉
沢山の応援ありがとうございました。
ブリッツェンで走る公式戦はこれが最後でしたが、今日はバンクリーグ、そして幕張クリテリウムにも出場予定ですので、引き続きよろしくお願いいたします!